はじめの一歩

はじめの
未だに完結しないボクシング漫画



はじめの一歩

2015年経った今でも完結をしていない『はじめの一歩』(原作・森川ジョージ)。

その長期連載のお陰で2000年-2002年に終わったアニメもテレビスペシャルやOVAが作られて、2009年には二期が、2013年には三期が作られるという美味しいポジションにいる作品であります。

20代で深夜アニメに手を出していた方だとリアルタイムで観ていたかもしれませんね。

いじめられっ子だった幕之内一歩がボクサーとなって数々の強敵を倒して日本一の人間と成長していくヒューマンストーリーです。

作品のテーマとして、天才が上に立つのではなく素質を持った人間が努力することによって上に立つことができることが描かれています。

そのため某雑誌のテーマ「努力・友情・勝利」を見事に3つともクリアしてしまっているという何とも皮肉な作品です。

時々挟まれる原作の露骨な下ネタのせいなのかは分かりませんがアニメは深夜に放送されました。

本来ならゴールデンで放映しても問題ない内容なのでリアルタイムで観られない時間だったのは非常に残念です。

しかしアニメ一期は6クール(全75話)という驚異の話数となり、一歩が日本チャンピオンになるまでが描かれました。

ストーリーは原作に忠実とし、キャスト、演出、音楽、全てに恵まれたこのアニメは原作ファンも満足をしており、特に一期のクオリティーを絶賛する人は多いです。

一期だとほとんどの試合で最後に流れるEDテーマ『夕空の紙飛行機』は試合の感動を更に盛り上げ、時に涙を流させるほどの切なさを生みました。


印象的なのは試合だけじゃありません



アニメという動画ならではの特性は、一瞬の攻撃でKO勝ちとなるボクシングと非常にマッチして躍動感と臨場感を味わうことができます。

素人の目でも捉えることができるスピードであるためか、ボクシング自体初めて観るような人でも楽しめる作りとなっている点がファンを増やしました。

そもそも一歩も自体もボクシングを全く知らずに育ってきた人間であるため、どんな練習をしてどんな風にボクサーとなるのかが描かれるため自然と覚えることができます。

たとえば第8話は、鷹村の家に泊まった一歩がプロボクサーの姿を目の当たりにする話となっています。ボクサーにならなければ知ることもなかった減量の過酷さが描かれています。

鷹村は本来ならヘビー級の体格であるにも関わらず日本ではまともに相手をできる人間がいないことから、3つ4つ下のミドル級やジュニアミドル級で戦わないといけません。

そのため試合の度に20㎏近く体重を落とさねばならず、食事制限どころかまともに食べられることができない姿が描かれます。

はじめの一歩

はじめの一歩

このストイックな姿というのは一歩に衝撃を与え、身を引き締めるきっかけとなりました。

長期連載なため現実と若干常識が変わってしまいましたが、この作品だとボクサーの寿命は短くいものとされて長くても30代前半が引退する年齢とされました。

ボクサーのライセンスは17歳から取れますが、そこから考えても20年も続けられないスポーツです。

そんな短い時間の中で命を掛けながら戦い続けるボクサーの姿の人生を描いた『はじめの一歩』は、80年代・90年代・2000年代関係なく虜にした素晴らしいアニメであります。

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