GTO(1998年版)

GTO

90年代の代表的な学園ドラマといったら…

鬼塚英吉

2012年にリメイクされた『GTO』を観て20代の人の多くは懐かしさを感じたことでしょう。

反町隆史主演『GTO』(1998年)は放送終了後も何度か再放送をしており、リアルタイムで観ていなくても再放送なら観たことがある90年代生まれの人もいるはずです。

大人を信用していない生徒たちに自分のことしか考えていない大人たち。信頼関係が成り立っていない部分はドラマに限った話ではないはずです。

そんな学校にヒーローのように現れた破天荒教師、鬼塚 英吉に憧れた子どもも大勢いることでしょう。

悪鬼巣窟の武蔵野聖林学苑には見事にロクな人間がいません。弱いものは淘汰されて、強いものの権力が振るわれるとんでもない学校なのです。

ストーリーを簡単にまとめますと、そんな学校をキマリに縛られない主人公が変えていく、現代でもよく使われる流れであります。

ありきたりとも言われる世直し系ドラマですが、鬼塚の存在によってオリジナリティー溢れたものとなりました。

元暴走族のリーダーという過去を持つ背景には、見た目でしか判断しない教師への怒りがあります。

そのため自身が教師となった時、同じ気持ちを生徒たちには味あわせたくない気持ちが随所に描かれており、1話ではハッキリとそれが口に出されています。

たった1回の失敗で“クズ”とレッテルを貼る内山田に鬼塚が回し蹴りを放った後のセリフ。

鬼塚英吉

「見下してんじゃねーぞ! 人のことクズクズって!そういう言葉の暴力は許されんのかってめぇらみたいな先公がいっからなぁ、こいつらみたいなガキの居場所が無くなっちまうんだ!
そんなのが教育だって言うならな、こっちから教師なんて願い下げだ バカヤロー!!」

鬼塚英吉

おそらく学生時代の反町は教師にバカやっても外面で判断するのではなく、内面を見て向かい合ってほしかったのだろうと思います。そうした想いが彼の理想の教師像を作り出したのでしょう。

生徒のために一生懸命になってくれる鬼塚はまさに教師の鑑です。自分の立場が失われようとしても第一に考えるのは生徒のことばかり。

嘘偽りのない言動だからこそ他の教師たちでは変えられなかった2年4組の心を揺さぶりました。

誰からも信頼されていなかった鬼塚は終盤にはタイトル通り“Great Teacher Onizuka” となっています。学校が彼をGreat Teacher へと成長させた、そんな物語でした。

鬼塚英吉

最終回を迎えた後もスペシャルドラマ、ついには映画まで作られて一世を風靡し、色褪せない名作だからこそリメイクされたのでしょう。主題歌の『POISON 〜言いたい事も言えないこんな世の中は〜』もすごく作品に合っていましたね。

ちなみに、反町隆史と松嶋奈々子はこれがきっかけで結婚しており、総集編のNGシーンではそんな二人の仲睦まじさが見られます。

あの人は今…

数々のドラマで主演をしている反町隆史ですが、ドラマ『相棒』で水谷豊演じる杉下右京の4代目相棒として注目を浴びています。

一方、松嶋奈々子は2011年『家政婦のミタ』で高い評価を得て、相変わらずドラマで活躍を見せています。

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